先日開封レビューをお送りしたGalaxy Buds Proですが、新機能となる360°オーディオをようやく試すことができました!どの条件下で360°オーディオが使えるのか、そもそも何が変わるのかなど検証していきます。
Galaxy Buds Proに関する情報はいくつか書いていますので下記の記事もぜひご覧ください。





目次
Dolby Head Trackingテクノロジーとモーショントラッキングセンサーを活用し、頭を動かした際も音が鳴るべき方向を特定する音響技術が360°オーディオです。Galaxy Buds Proの公式ページでは以下のような紹介がなされています。
それは、まるで映画の1シーンの真ん中に立っているかのような感覚。
Galaxy Buds Pro公式ページ
AppleのAir Pods Proなどでは空間オーディオとして似たような機能が搭載されています。

Galaxy Buds Proの360°オーディオ機能は、Android One UI 3.1以降が動作する機器で使用可能。つまり・・・Galaxyシリーズ(スマートフォン・タブレット)が対応機種となります。

設定方法はGalaxy Wearableアプリ→詳細設定→360°オーディオのトグルスイッチをONにすることで使用可能です。

グローバル版では以下のシリーズにOne UI 3.1へのアップデートがなされる予定となっており、いくつかのモデルではすでにアップデートされています。
日本のキャリア版ではこれから販売予定のGalaxy S21シリーズが少なくとも対応するでしょう。その他のモデルでは携帯キャリアとの兼ね合いにもよりますが、アップデートを期待したいところです。
- Galaxy S21シリーズ
- Galaxy S20シリーズ
- Galaxy S10シリーズ
- Galaxy Note20シリーズ
- Galaxy Note10シリーズ
- Galaxy Z Fold シリーズ
- Galaxy Z Flipシリーズ
- Galaxy Tab S7シリーズ
360°オーディオに対応しているアプリに関して、公式ページ上でアナウンスはありません。なのでハイデジが普段利用しているアプリで確認をしてみました。
サービス名 | 対応状況 |
---|---|
YouTube | 対応 |
Netflix | 対応 |
Amazon Prime Video | 対応 |
TVer | 対応 |
U-NEXT | 対応 |
YouTube Music(MV) | 対応 |
YouTube Music(音楽のみ) | 非対応 |
Amazon Prime Music | 非対応 |
その結果がこちらです。
これら結果を踏まえると動画再生がなされるか否かで対応・非対応が変わるということができそうです。
気になるのは新機能が電池持ちにどの程度影響するのか。
実際にGalaxy S20+ 5GでNetflixを10分間再生してイヤホンとスマホ本体のバッテリーがどのように変化するのか確かめてみました。
- イヤホン・スマホはともに満充電状態から計測開始
- Netflix(ジュラシックワールド)を10分再生
- Wi-Fi ON
- Bluetooth ON
- 画面輝度 45%
- ノイズキャンセリング 高 ON
バッテリー残量 | 開始時 | 10分後 | 差 |
---|---|---|---|
Galaxy Buds Pro | 100% | 96% | 4% |
Galaxy S20+ 5G | 100% | 99% | 1% |
バッテリー残量 | 開始時 | 10分後 | 差 |
---|---|---|---|
Galaxy Buds Pro | 100% | 96% | 4% |
Galaxy S20+ 5G | 100% | 99% | 1% |
計測結果をまとめた表が上記の2つです。
10分と短時間の確認ということもありますが、設定のON OFFによる差は特にありませんでした。長時間使用したとしても駆動時間への大きな影響というのは無さそうです。

では、新機能360°オーディオ機能を使ってどうだったのか、臨場感と音質の観点から書いていきたいと思います!
まず360°オーディオをONにすると、音場が広くなったように感じました。
頭を傾けたり背けたりすると画面から音が鳴っているかのように、イヤホンからの音が大きくなったり小さくなったりするので、それをもって臨場感の向上とするならばこの機能は御の字です。
一方で、映画の1シーンの真ん中に立っているかのようかと言われると個人的にはノー。例えば恐竜が後ろから迫ってくるシーンで、背後から音がするような臨場感というのは360°オーディオでは感じられませんでした。
個人的にはココが一番気になりました・・。
音場が広くなるようエフェクトをかけているせいか、音に厚みがなくなってしまい乾いた音、特に重低音が軽い音になってしまっています。
これに関しては好みの問題なので一概には言えませんが、重低音による没入感を重視するならば360°オーディオはOFFにした方が作品を楽しめると思います。
色々なことを踏まえて一言でまとめてみました!
新機能としては面白いけど、360°オーディオが使えるからGalaxy Buds Proを使おうという選択の積極理由にはならない
勝手にIMAX上映での映画のような音響効果が360°オーディオで得られるのかと思っていましたが、自分が期待しすぎたのか現時点ではそこまでには至っていないようです。
もちろん、これから発展していく機能ではありますし、随時アップデートされていってる段階ですので、もしかしたら精度が上がることによって驚くような体験ができるようになるかもしれません。
これからが楽しみな機能ですね。
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