
Xperia 10 III の国内キャリア版が発売されてまもなく2週間が経ちますが、2021年7月1日現在、価格.comにおける人気・注目ランキングにおいて1位となっており注目度の高さが伺えます。
今回はそんな一躍人気機種となったXperia 10 IIIのオススメ機能・設定について余すことなくご紹介したいと思います。すでに使っている方はもちろん、これから購入しようという方も必見です!
目次
今回評価に使用している端末は香港版のXperia 10 III(XQ-BT52)となりますが、基本的には国内版と同一の仕様となっています。ハイデジドットコムではすでに3週間前後使用しているため、設定しておくと便利だと感じた機能・設定を紹介していきたいと思います!
本記事にて紹介の機能・設定はいくつかXperiaシリーズはもちろんAndroid端末であれば設定可能な項目もありますので、お手元の端末でもチェックしてみてください!


ネットワーク関連の設定では2つの設定をオススメします。特に「データ使用量の警告と制限」は低容量プランを契約している方や格安SIM運用をしている方は必見です!

設定方法「設定アプリ→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データ使用量の警告と制限」
この機能を使用するとモバイルデータ通信の使用量を端末側で計測し、設定した通信量を超えた際にアラートを出すことができます。
また必要に応じてデータ通信に制限をかけることもできるので、従量制プランを契約している方には設定しておいて損はない機能と言えます。

設定方法「設定アプリ→ネットワークとインターネット→詳細設定→スマートコネクティビティ」
この機能はディープラーニング技術を活用し、通信状況の変化を予測、Wi-Fiとモバイルネットワークのスムーズな切り替えを行うことで快適な通信環境を保つ機能です。
具体的には公衆無線LANを使っているような方が電車に乗っている場合。
「走行中はモバイルネットワークを使用し、駅に到着した際は公衆無線LANで通信」と通信環境が変化し途切れやすいシチュエーションにおいて、端末側でスムーズな接続をアシストします。
公衆無線LANを契約していないという方も、自分の使用状況に合わせて、自宅のWi-Fiには積極的に接続するなどするのでONにしておくのがオススメです。
バッテリー持ちが抜群のXperia 10 IIIですが、いくつか設定をしておくことでバッテリー消費が抑えられ、さらには将来的なバッテリー消耗も低く抑えることができます。
購入時から設定されている機能もありますが、今一度設定状況をチェックしておきましょう!

設定方法「設定アプリ→バッテリー→いたわり充電」
「いたわり充電」は充電器に接続している際の満充電状態を極力減らすための機能で、Xperiaシリーズにしか搭載されていません。
『満充電で出かけたいから家を出る直前まで充電器に接続しておきたい!』というのがスマホを使用する側の気持ちなのですが、実はバッテリーにとって満充電状態は決して良い状況ではありません。
将来的な電池寿命を減らしてしまうことも・・・。
そこでこの「いたわり充電」機能を使用することで、満充電状態となる時間を減らすことができるので、安心して使用することが可能になります。
「自動」に設定しておくだけでスマホの使用パターンをXperiaが学習し、バッテリーに優しい充電を無理なく心がけてくれるので「自動」設定がオススメ◎。
Xperia 10 IIIはバッテリー持ちが良い端末ですが、長く使いたいスマホだからこそ、今からバッテリーに負荷がかかりすぎないように使用しましょう。

設定方法「設定アプリ→バッテリー→自動調整バッテリー」
「自動調整バッテリー」はAndroid OSに組み込まれた機能で、使用頻度の低いアプリの電池使用を制限することで電池を長持ちさせるというものです。
使用頻度が低いか否かの判定は、端末を使っていく中で自動的にOSがアプリの使用状況を判別して制御します。
「自動調整バッテリー」が有効になってしまうことで対象アプリの通知が遅くなってしまう場合は「自動調整バッテリー」機能をOFFにするか、個別に「自動調整バッテリー」の対象から外すことも可能になっています。

設定方法「設定アプリ→バッテリー→電池残量」
この機能は言わずもがなですね。ステータスバーに電池残量のパーセンテージを表示する機能です。
Androidでは定番の機能ですが、iPhoneなどではコントロールセンターで確認をするかウィジェットを使わなければならないため、念のため紹介しておきました。
続いては画面に関する設定です!
エンタメ機能に力を入れているXperiaだからこそ、画質やホワイトバランス設定はしっかりと行っておきましょう!

設定方法「設定アプリ→画面設定→画質設定」
「画質設定」では画面表示の色味を選択することができます。
オリジナルモードは本来の色味を再現して表示、スタンダードモードは本来の色味より拡張して表示します。
より鮮やかな映像や画像を楽しみたい場合はスタンダードモードを選択すると良いでしょう。
また「動画再生時の画質最適化」をONにすると、動画再生時に画面輝度が高くなり鮮やかな映像を楽しめますが、暗い場所では明るすぎるため適宜ON OFF切り替えのがオススメです。

設定方法「設定アプリ→画面設定→ホワイトバランス」
画質設定が「オリジナルモードの場合は暖色」に、「スタンダードモードの場合は寒色」に設定されますが、それぞれ「黄色すぎ・青過ぎ」という印象です。
オススメは「中間色」ですが、好みの色合いがある場合は「カスタム」でホワイトバランスを調整することが可能です。

設定方法「設定アプリ→画面設定→ダークテーマ」
Xperia 10 IIIは有機ELディスプレイを搭載しており、有機ELディスプレイは白より黒の方が電池を消費しないという特徴があります。
よって、ダークテーマは眩しくないので目に優しいだけでなく、電池持ちの観点からも設定しておいた方が良い機能ということになります。
なお「日の入りから日の出まで」というスケジュールで機能をONにするのが、日中も見やすいためオススメです◎

設定方法「設定アプリ→画面設定→詳細設定→サイドセンス」
Xperia独自の機能となるサイドセンスは、画面端のバーを操作することで、設定しておいた機能やアプリを簡単に呼び出すことができるというものです。
例えばTwitterをよく使うという方はサイドセンスのアプリ一覧に入れておくことで、ホーム画面に戻ることなくTwitterを開くことが可能です。
また、Xperia 10 IIIの21:9という縦長ディスプレイを活かし、バーを操作することで2つのアプリを同時に起動するマルチウィンドウ機能や戻る操作をすることも可能。
一見難しそうな機能ですが、慣れてしまうと非常に便利!ぜひ使ってみてください。

設定方法「設定アプリ→画面設定→詳細設定→片手モード」
iPhoneなどにも搭載されている機能ですが、Xperiaにももちろん搭載されています。
特にXperia 10 IIIを選ぶ方は片手操作を積極的にしたい方や、手が小さい方というも多いと思いますので、ぜひ設定してみてください。
なお注意書きにもあるように、この後ご紹介のジェスチャーナビゲーションと併用することができないためご注意ください。

設定方法「設定アプリ→画面設定→詳細設定→スマートバックライト」
スマートバックライトは手で保持している間は操作しなくてもバックライトを消灯させないという機能です。
設定しておくことにより、ストレスなくXperia 10 IIIを使用することが可能になります。
電池持ちの観点から言えば、スマートバックライト機能はOFFにした方が良いのですが、電池持ちの良いXperia 10 IIIだからこそONにしておき、快適に使ってみてはいかがでしょうか。

設定方法「設定アプリ→画面設定→詳細設定→ナイトライト」
「ナイトライト」は画面が黄味がかることにより、画面の眩しさを低減する機能です。
夜間などの薄暗い環境下で眩しい画面を見ていると眼への負担が大きくなるため、この機能も「日の入りから日の出までON」にしておくのが望ましい機能と言えます。
Xperiaと言えばオーディオ機能ですね。
意外にも音質に関する設定は1項目しかありませんが、必ず設定しておくようにしましょう!

設定方法「設定アプリ→画面設定→音設定→オーディオ設定」
Xperia 10 IIIで搭載されたDSEE UltimateはAI技術を活用し、音楽ストリーミングサービスや動画配信サービスにおける圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップコンバートする機能です。
ハイエンドのXperia 1 IIに搭載された機能が、ミドルレンジのXperia 10 IIIでも使用できるようになったことで、より良い音をより多くの人が楽しめるようになりました。
DSEE Ultimateが使えるからXperia 10 IIIを選ぶというのも十分アリです◎
Xperia 10 IIIの生体認証は指紋センサーを活用したものとなり、その他のスマートフォンで一般的な顔認証が使えないところがやや痛いところ。(Xperia 10 IIIに限らずXperiaシリーズ全体に言えることですが・・・)
それでも外出時にはマスクが手放せない今、必ず指紋認証の設定はしておくようにしましょう。

設定方法「設定アプリ→画面設定→セキュリティ→指紋設定」
Xperia 10 IIIは電源ボタンに指紋センサーが内蔵されています。電源ボタンに触れると同時に指紋によるロック解除が行われるため、素早いロック解除が可能です。
個人的には「右手親指と左手人差し指・中指を登録」しておくと便利だと感じました。

設定方法「設定アプリ→画面設定→セキュリティ→Smart Lock」
「Smart Lock」機能はセンサーを活用して携行中、GPS・Bluetoothを活用して一定の場所やデバイスと接続した際に、自動的にロック解除を行う機能です。
例えば自宅にいるときは画面ロックは不要という場合、自宅を信頼できる場所として登録しておくことで、画面ロックを自動的に解除させておくことが可能となります。
システム設定ではナビゲーションキーの設定のほか、便利な操作に関する設定を行います。必要に応じて設定してみてください。

設定方法「設定アプリ→システム→ジェスチャー→システムナビゲーション」
Androidではもうなじみつつあるナビゲーションキーの設定。iPhone12シリーズのような操作方法となるジェスチャーナビゲーションのほか、オーソドックスな3ボタンナビゲーションも選択可能です。
個人的には画面を広く使いたいのでジェスチャーナビゲーションを使用していますが、お好みでどうぞ。

設定方法「設定アプリ→システム→ジェスチャー→カメラを起動」
Xperiaシリーズの中でも、Xperia 1 IIや5 IIといったフラッグシップ機には搭載されている物理シャッターキー。
物理キーが搭載されている端末の場合は、キーを長押しするだけでカメラを起動させることができますが、Xperia 10 IIIには搭載されていません。
Googleアシスタントキーで代用が可能であれば問題無いですがそれもできないため、Xperia 10 IIIの電源キーを2回押すとカメラを起動できるよう設定しておきましょう。
基本的には最初から設定はONになっているはずですが、念のためチェックです。

設定方法「設定アプリ→システム→ジェスチャー→スマート着信操作」
「スマート着信操作」は着信中に画面をタップせずとも、着信の応答・拒否・消音ができる機能です。
着信時に直感的に操作をしたい方は「ジェスチャーの使用」をONにしましょう。

有効化「設定アプリ→デバイス情報→ビルド番号7回タップ」
設定方法「設定アプリ→システム→詳細設定→開発者向けオプション」
最後にAndroid端末のおなじみの開発者向けオプションの有効化について記載しておきます。
自己責任にはなりますが、アニメーションスケールなどの設定を変更すると、よりサクサクと動作させることが可能です。
興味がある方は「Android 開発者向けオプション」などで検索してみてください。

POBox Plusに代表されるSONY純正アプリのインストール方法についてもご紹介しています!
使い勝手が格段にUPするので、まだインストールしていないという方はぜひチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか。今回は設定アプリ内の設定項目を中心にご紹介してみました。
長くAndroid端末やXperiaシリーズを使っていても、知らなかったという機能も少しはあったかもしれません。細かく自分の好みに合わせて設定ができるのがAndroidスマートフォンの良いところなので、ぜひ色々な設定・機能を試してみてください!
↓Xperia 10 IIIのレビューはコチラ!↓
